製品についてのよくあるご質問
「ワイヤレス給電 & 信号伝送システム」とはどのようなものですか?
非接触で電力と信号を伝送する当社独自のシステムです。
回転や着脱する治具、または移動するパレットなど直接配線が困難な機械装置でセンサや電磁弁など電源を必要とする機器の使用を容易にします。
ケーブルの引き回しやコネクタの着脱が不要になり、装置を効率よく稼動させることができます。
非接触の電源供給と信号伝送はどのように行うのですか?
非接触の給電と信号伝送は、出力部と伝送部間で行います。
出力部(ベース部)は固定側に設置し、PLC等の制御機器と電源に配線します。
伝送部(リモート部)は可動側に設置し、検出センサなどを接続します。
伝送部が出力部の伝送領域に入ると出力部から伝送部に電源が供給され、これにより伝送部に接続した検出センサなどが動作します。
センサの信号は伝送部から出力部に伝送され、出力部から接続する制御機器に出力されます。
どんな信号の非接触伝送が可能ですか?
近接センサや有接点スイッチなどON/OFFのスイッチ信号、温度、ロードセル等のアナログ信号、RS-232Cシリアル信号、CC-Link信号、DeviceNetがあります。
どのくらいの電源を非接触で供給できるのですか?
電圧は12Vまたは24VDC、電流は5mA〜5Aまで可能です。
供給の仕様は伝送面のサイズにより異なります。
また、伝送距離や軸ズレによって変化します
商品詳細ページに「ドライブ電圧」・「ドライブ電流」として記載していますので、各製品の仕様をご確認下さい。
非接触とはどのくらいの距離で伝送できるのですか?
2mm…10mmです。
伝送距離は伝送面サイズ、給電仕様により異なりますので、各製品の仕様をご確認下さい。
仕切を挟んでの通信や給電は可能ですか?
電磁結合による非接触給電と信号伝送を行いますので、伝送空間に非金属(ガラス、プラスチック等)があっても可能です。
但し、金属の影響を受けますので、伝送空間および伝送面周囲に金属が入らないようご注意下さい。
インゾーンとは何ですか?
出力部(ベース部)と伝送部(リモート部)が対向し、ワイヤレス給電と信号伝送が可能な状態にあることです。
INZONE信号および表示灯は、この時にONします。
出力部(ベース部)と伝送部(リモート部)は、1対1で使用するのですか?
1対nの使用が可能です。
作業工程の何か所かに出力部を設置し、作業パレットが所定の位置で止まる時、それぞれのパレットに取り付けた伝送部と伝送することができます。
但し、伝送部と出力部の組み合わせは、仕様に記載された所定の組み合わせのみです。
非接触給電したいが、対向して給電中に水が掛かっても漏電の心配はないのですか?
出力部から伝送部への給電は、実際に電流が流れるのではなく誘導電磁界によるものですから、給電や信号伝送の最中に水が掛かっても問題ありません。
また、非接触で電源と信号を伝送しますから導電部が無く、対向していないときも安全です。
対向した状態で通信中に可動部が回転しても大丈夫ですか?
回転しても軸ズレが定格の範囲内でしたら問題ありません。
1点や8点伝送タイプでいう伝送の点数とはどういう意味ですか?
何個までのセンサの信号を伝送できるかという意味です。
4点伝送タイプの場合、最大4個のセンサを接続して動作電源の供給とその信号伝送が可能です。
但し、接続するセンサの消費電流の合計がワイヤレス給電&信号伝送システムのドライブ電流を超えないよう確認して下さい。
「直流3線式センサ」「直流2線式センサ」とはどんなセンサのことですか?
近接センサ、光電センサ、リミットスイッチなど、物体の有無をON/OFFで出力するセンサです。
直流3線式近接スイッチ4個とリミットスイッチを使用する場合、直流3線式用と2線式用のワイヤレス給電&信号伝送システムが必要ですか?
直流3線式用のワイヤレス給電&信号伝送システム8点伝送タイプで両方お使い頂けます。
この場合、直流2線式のセンサは、抵抗を介して接続して下さい。
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